美味しそう! ってどうなんでしょう
1か月ほど前に、熊本県天草市にある水族館「わくわく海中水族館シードーナツ水族館」の看板が話題になりました。魚に対して、来場者の方が
「美味しそう!」
と、思うことについて、水族館の職員の方は、肯定的に捉えているとのことです。むしろ、お魚に対して「美味しそう」と思うことは元気な証拠なのだそうです。確かに、美味しそうと思う魚が泳いでいたら、魚に対して関心を持つように思います。私自身もこれには賛同できます。
ただ、これが「はぐりん」のこととなると話が少し変わってきます。キョロットしたまん丸い目、愛らしい仕草を見ていると、うちの子達を食べようとは思えません。そんな時に、
「淡水カレイは、食べるんですか?」
と、お言葉を頂戴しました。私としては苦笑いをしながら
「食べませんよ。」
と、お答えしました。以前飼っていたときは、結構頂いたコメントでしたので、ある意味慣れてはいましたが、飛び込みの保険のお姉さんからの第一声であったため少し戸惑いました。ただ、せめて「はぐりん」を一目見てから言っていただければと言うのが正直な感想です。慣れていないと、日中は砂に潜っているため、幼い「はぐはぐ」を見つけることができないようです。きっと、愛らしいはぐりんの姿を見ればそんな思いはなくなるはず。きっと。たぶん・・・。
ちなみに、はぐりんを「美味しそう」とのお言葉を頂いても不快感を覚えることはありません。念のために申し添えます。はぐりんが健康の証でもありますので。
なお、ヒラメの養殖はされていますが、カレイの養殖はされていないようです。成長が遅いため、採算が取れないみたいです。姿かたちは似ていても、違う魚なんだと感じてしまいます。「淡水ヒラメ」もいますが、もともと汽水域で住む魚なので飼育が困難です。