甘言
先月、保険のお姉さんが はぐりん(北米淡水カレイ) を見て、
「食べるんですか?」
とのお言葉を頂戴しましたが、そもそも何をしに来られたかと言うと金融商品の販売です。
二人とも直接の面識はありませんが、お一人は親同士が知り合い。もう一人は共通の知人がいる人であり、地元・縁故でお越しいただいたのでしょう。
さて、今回ご紹介頂いた金融商品(保険と言わず、あえて「金融商品」と言いますが)は第一生命のプレミアレシーブ(外貨建)です。第一生命の支社で詳しく話しますとのことでしたので、ノコノコと出かけていきます。
はぐりん、怯えてないで、いざとなったら助けてくださいよ。
支所の一室に通されると、男性の方から説明を受けます。キャッチセールスではありませんが、ついついこの言葉が浮かんできます。そしてもう一つ、私が販売会社に行ったことによりクーリングオフが適用されないのではないか。と考えてしまいました。このあたりは後で調べておこうと思います。
さて、説明に入られますが、まず最初の方に
「銀行でよく売れています。」
「配当金出るんですよ。」
と、言われました。あらら。この二つを言うんですね。私にとっての三大警戒ワードのうちの二つを言われてしまったので、警戒度数が跳ね上がります。ちなみにもう一つは「あなただけに案内します。私だけがこの商品をこの価格で提供できます。」の「だけ」のワードです。このあたりは人によって異なることでしょう。
一通り説明を受け、クローズに入ったあたりで、質問をしてみます。
「では、どのあたりの資産からお金を回したらいいのでしょうか?」
「預貯金等は別で回していく必要あるかもしれませんので、株式や投資信託の辺りからはどうでしょうか。」
「この商品はそれらと比べて、手数料等のコストが格段に高いので、そこから回す理由がありません。特段資産形成に有利なようにも思えませんが。」
あれ、急に動揺しだされました。そう言えば、ギャラリーが少し増えていますね。第一生命の方が3人くらい見学しておられます。そう言えばこの方「リスクは為替変動だけです!」と強くおっしゃっていただきましたが、「金融商品等の販売に関する法律」に抵触する恐れがあるのでは。6条の責任は別として、罰則がないからいいという判断でしょうか。
遠回しにお断りして帰ろうとすると、
「明日、シュミレーションだけでも持って伺います。」
とのことで、別の方が来られることになりました。